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#量子情報 (15)

測定で、なぜ一つの結果だけが選ばれるのか。デコヒーレンスが解決すること・しないことをまず切り分け、五つの解釈を「実験で判別できるか」という一点で等級づけする。標準量子力学と違う予言をする客観的収縮モデル(GRW/CSL)だけが検証可能で、最も単純な GRW は2021年の地下実験で排除された。

最終稿。一般Schmidt族の探索で等号への漸近を見きわめ、証明マシンを証明書検証型v2に作り替え、Bell面を一本の五次式まで圧縮する。C の厳密区間エンジンと摂動解析で三つの岸に定理9・10・11を立て、全11件の定理と10件の補題で締める。末尾に、読者から届いた問いへの追記を置いた。

定理7が証明できたのは偶然ではなかった。任意のランク2状態の部分転置は、正の背景から2本のもつれスパイクを引いた形に書ける——この普遍構造を確立し、補題S・K・O、凸性連鎖とGram連鎖、Ky Fan の鍵で数値被覆率を99.5%まで進める。最後に定理8として L4-Bell族6パラメータ全体を定理7へ厳密還元する。旧第23〜34稿の統合。

予想M3'(混合3量子ビットの負性二乗モノガミー)を、発表する前に自分で証明できないか試した中間報告。完全証明には届かなかった。橋の補題と √2 係数の定理1は固め、問題を2枚の射影の主角度の幾何まで還元した。等号解析で予想がタイトなことも確定し、残る隙間を一点に絞る。

重力はもつれを作れるのか。それを問う BMV 実験の理論部分を自分で計算した。軸になるのは「古典チャネルはもつれを作れない」という LOCC 定理。現実的なパラメータで重力位相 0.314 rad、もつれ C=0.156、最大 CHSH=2.024>2 を独立2手法で確認し、実験の難所と論法の抜け穴も並べる。

第3稿で検証した CKW モノガミーは、実は量子ビット限定の法則だった。量子トリットでは Ou(2007) の反例で破れる。反例を数値で再現して破れ幅 2/3 と幾何学的な理由を突き止め、負性なら不等式が戻ることを確認し、忠実さとモノガミーの非両立定理まで、配分の上限をどう数えるかの構造を追う。

片方を測ると、離れたもう片方が瞬時に決まる。この一文には「何かが飛んでいる」と「答えは最初から書いてあった」というまったく違う二つの読みが同居している。連載の第1稿では前者を、no-signaling 定理と 10⁻¹⁷ の数値検証で潰すところから始める。