makoto-developer's テックブログ

#科学 (2)

量子もつれ攻略ノートは「相関はどう保存され読まれるか」を完全に説明した上で、たった一つの謎を棚に残して終わった——測定でなぜ一つの結果が選ばれるのか。本稿はその約束を回収する。射影公理という異物を出発点に、デコヒーレンス(Zurek)が何を解決し何を解決しないかを切り分け、五つの解釈(コペンハーゲン・多世界・パイロット波・QBism・客観的収縮)を「実験で判別できるか」で正直に等級づけする。鍵は客観的収縮モデル(GRW/CSL)——これだけが標準量子力学と異なる予言をし、実際に検証されている。2021年、地下の低バックグラウンド実験が最も単純なGRWモデルを排除した。夢のような解釈論の中で、どこに実験の刃が届いているかを帳簿づけする。

「エネルギーを与えて反重力を生み出す装置」は作れるのか。夢を頭ごなしに否定せず、量子力学と一般相対論の抜け穴を一つずつ開けて、開くか閉じるかを正直に帳簿づけする。カシミール効果の負エネルギーは本物だ——だが量子エネルギー不等式が貸した分を必ず取り立てる。反物質は上に落ちるかと思いきや普通に落ちた(ALPHA-g 2023)。甲虫の反重力は空力だった。七つの抜け穴を検分し、それらを封じる四つの定理(等価原理・正エネルギー定理・量子エネルギー不等式・ANEC)を示し、最後に「本物に見えて本物の物理で動く」三つの浮上技術と、唯一開いている扉のありかを記す。すべて実在の査読論文を引用する。