全7部の最終部(第1〜9章を収録)。残っていた宿題の掃討戦——三つの時間スケールの解決(律速つき勾配流・0.5%一致)、辞書の定理化、Stokes位相=量子位相、ホロノミーの数値検証(10⁻¹⁵)、極大性への前進、OPEの測定、応答曲面の完全地図(暗合はすべて等高線だった)——を経て、リーマン予想の「赤道予想」への翻訳と、ブラックホール情報問題への機構的解答「情報は動かない、地平が動く」でシリーズを締める。
全7部の第6部(第1〜7章を収録)。c=1 のCFTが立てた予言を検証し、外れ、修正し、当てるまでの往復。セクター重みの成長則(ヌル塔と線形則 p_n=1/2−5n/8)、応答曲面と「二次非線形は極値」という天井(上限5/2)、カオス限界・量子速度限界との統一(率×解析性の幅≦定数)、三十章の帳簿、そして地平線の熱力学(型は比熱である)まで。
全7部の第5部(第1〜7章を収録)。縫い目は曲がっていて(Painlevé I)、その整合条件には黄金比が刻まれていた。曲率を手がかりに変換の圏 C_max を建て(Stokes群とsl(2))、二十章の帳簿で現在地を確認したのち、縫い目の代数(Witt)の中心拡大を追いかける——葉の量子化・正規順序を経て、モジュライの上に c=1 自由ボソンの共形場理論が確定する。
全7部の第4部(第1〜5章を収録)。地図帳の縫い目の検算(Airy接続公式・機械精度10⁻¹⁵)を経て、第2章でいったん「最初の問いへの答え」を宣言する。続いて答えの適用範囲の監査(存在問題——Nevanlinna–Sokalの定理と自然境界の限界線)、発散級数が本当に有限値へ収束することの数値検証(13桁一致)、そして特異点の型を読む辞書の証明へ。
全7部の第3部(第1〜5章を収録)。深さの球面上の力学(エントロピー勾配流とH定理)、分布全体への拡張(単体とKL勾配流・Gibbs平衡)、ランダム量子回路による微視的検証と中間総括。そして量子系で建てた幾何を発散級数の側に移植する——Borel平面に距離無限大の地平線が現れ、多重地平線の地図帳(トランス級数)が姿を見せる。
全7部の第2部(第1〜4章を収録)。情報が「深いところにある」とはどういうことか。量子系を実験台に、深さの操作的定義(何個の部品を同時に読まないと見えないか)、手で解ける最小模型 D=1+H₂(sin²θ)、Page曲線の読み替え、スクランブリング時間の再導出、そして深さの空間に幾何(Fisher計量・球面)を入れるところまで。
全7部の第1部(第1〜3章を収録)。「なぜ 1+2+3+… が −1/12 になっても嘘ではないのか」という素朴な疑問から出発し、発散は情報の消失ではなく表現の変換ではないかという仮説を立て、「情報とは何か」「保存則とは何か」を手探りで定義していく。情報不変量 I(S)、情報保存変換の七公理、応答関手と完全情報予想まで。